作品用語集/キーワード - 古典部シリーズ



該当するデータが19件見つかりました。

荒楠神社

あれくすじんじゃ
[遠まわり]

神山市最大の神社。 正月に、摩耶花がアルバイトをしていた。

神山高校

かみやまこうこう
[氷菓][愚者][クド][遠まわり][概算]

生徒数約1000人の一般的な高校。生徒数に対して珍奇な部活が多く(古典部や水墨画部、アカペラ部など)2000年10月で文化祭は42回目を迎えた。文化祭の俗称は「カンヤ祭」。制服は男子が詰め襟、女子がセーラー服。

文化系部活が盛んだが、体育祭や球技大会、長距離走大会(星ヶ谷杯)といった体育会系のイベントも事欠かさず行われている。

高校のサイトには在校生専用の掲示板やチャットルームが存在する。

●立地概要・・・大きな建物が一般棟、特別棟、体育館の3つ。あとは格技場、体育倉庫など。

  • 一般棟
    • 1F: 保健室・職員室
    • 2F:第1予備教室・会議室・生徒指導室・連絡通路
    • 3F:連絡通路(屋上)
    • 4F:1学年教室
  • 特別棟
    • 1F:
    • 2F:第4予備教室・連絡通路
    • 3F:生物講義室・連絡通路(屋上)
    • 4F:音楽室・第5選択教室・地学講義室

●校則・・・入部後1ヶ月は退部が認められない。兼部は2つまで
●文化祭・・・模擬店は伝統的に禁止。

神山市

かみやまし
[氷菓][愚者][クド][遠まわり]

中部地方にあると推定される緑豊かな地方都市。高山地帯(神垣内連峰)に近い。北東部に丘陵地帯(陣出)が広がり、中心部からバスで1時間半の山間には温泉も(財前村)ある。

旧家名家が多く、桁上がりの四名家として有名なのが以下の四家。

  • 荒楠 (あれくす)神社の十文字家
  • 書肆(しょし)百日紅(さるすべり)家
  • 豪農千反田家
  • 山持ちの万人橋家

里志曰く、この四家に対抗できるのは病院長「入須家」か教育界の重鎮「遠垣内(とおがいと)家」ぐらいだという。

古典部

こてんぶ
[氷菓][愚者][クド][遠まわり]

部室は特別棟4階。地学講義室と併用。顧問は大出(おおいで)先生。2年前の部室は生物講義室だった真下の3階。現在は壁新聞部部室)。

文化祭で発表する文集「氷菓」が30年以上の伝統を持つ歴史ある部。3年連続部員ゼロで2000年に入部者がいなければ消滅することになっていた。部の目的は定かではない。 文化祭の俗称「カンヤ祭」という通称は、とある理由により部内では禁句となっている。

財前村

ざいぜんむら
[遠まわり]

神山市からバスで1時間半の村。登山口と温泉で知られる山間の村。

摩耶花の親戚が民宿「西山荘」を営んでいる。

深層

しんそう
[概算]

週刊誌の名称。

水筒社事件

すいとうしゃじけん
[概算]

週刊誌「深層」に掲載されていた事件。

第42回神山高校文化祭

だいよんじゅうにかいかみやまこうこうぶんかさい
[クド]

開催日:2000年10月上旬の3日間(木~土)。水曜日は準備日。

イベント内容

  • 全日
    • 11:00  被服ショー(被服研究会)
    • 12:30 校内ラジオ(放送部)
    • 13:00 被服ショー(被服研究会)
    • 13:30 日替わり演奏(ブラスバンド部)
  • 1日目
    • オープ ニングセレモニー(ブレイクダンス部)
    • 09:00 ステージ(落語研究会)
    • 11:30 ステージ(奇術部)
    • 11:30 ミステリーランチ(探偵小説研究会)
    • 11:30 アカペラ演奏(アカペラ部)
    • 13:00 クイズトライアル(クイズ研究会)
    • 14:00 ステージ「本当に愉快なアンデルセン童話」(1-C)
    • 14:30 合同パフォーマンス(応援団&チアリーディング部)
  • 2日目
    • 10:00  ステージ(合唱部)
    • 11:30 料理バトル「ワイルドファイア」(お料理研究会)
    • 15:30 フロアダンス(社交ダンス部)
  • 3日目
    • 09:00  ステージ(演劇部)
    • 14:00 フロアドリル(マーチングバンド部)

執行本部

  • 陸山 宗芳(くがやま むねよし)生徒会会長。文化祭実行委員長。
  • 八崎 慶太(やざき けいた)生徒会副会長
  • 荘川 晴美(しょうかわ はるみ)生徒会副会長
  • 船橋 勝治(ふなばし かつじ)文化委員長
  • 田名辺 治朗(たなべ じろう)総務委員長

ウェブでの通信販売

  • オリジ ナルTシャツ(被服研究会)
  • 文集「谺」(文芸部)
  • ゼアミーズ(漫画研究会)

チップスサツマ

ちっぷすさつま
[概算]

鹿児島銘菓。(JAかごしま)大日向が鹿児島から取り寄せた。

万人の死角

ばんにんのしかく
[愚者][クド]

2年F組が文化祭に向けて制作したビデオ映画のタイトル。命名者は奉太郎。

文化祭紹介文

ビデオ映画「万人の死角」を。驚愕の結末、読みきれる?放映日程は別頁参照のこと
登場人物
  • 海藤 武雄(かいどう たけお)・・・武道系の部活が似合うがっちりとした体つきの男。髪は短く刈り込み6人の中でもっとも長身。
  • 杉村 二郎(すぎむら じろう)・・・ひょろりと細長い外形の、唯一眼鏡をかけた男。
  • 山西 みどり(やまにし みどり)・・・よく日に焼けた肌で、肩までの髪の色を栗色に染めた女。
  • 背之上 真美子(せのうえ まみこ)・・・背が低くやや太めの女。顔が丸い。
  • 勝田 竹男(かつた たけお)・・・顔立ちがどうも人がよさそうな印象を与える男。髪を赤っぽく染めている。
  • 鴻巣 友里(こうのす ゆり)・・・地味な装いで、一番背が低い女。

スタッフ

  • 脚本
    • 本郷 真由(ほんごう まゆ)※途中まで
  • 撮影班(12人)
    • 中城 順哉(なかじょう じゅんや)・・・助監督
    • 登場人物も撮影班に含む
  • 小道具班(7人)
    • 羽場 智博(はば ともひろ)
  • 広報班(5人)
    • 沢木口 美崎(さわきぐち みさき)

パイナップルサンド

ぱいなっぷるさんど
[氷菓][概算]

喫茶店の名前。焦茶色を基調にした渋い店内装飾。構えは小さいが看板が目立つ。有線放送も流さない。髭面のマスター。奉太郎曰く、酸味を利かせたキリマンジャロの味がお気に入りのお店。

えるは「ウインナーココア」を注文。(「氷菓」p74)

その後、別の場所へ移転した。

一二三

ひふみ
[愚者]

茶店の名前。「愚者のエンドロール」で奉太郎が入須先輩に連れられて入ったお店。日本茶だけでなく中国茶、紅茶、コーヒーも取りそろえる。

小豆色の暖簾と電気仕掛けの行灯。瀟洒な佇まいで高校生が学校帰りに立ち寄るような店とも思えない様子。店内は畳のいぐさと焙じられた茶の香りの漂う、渋い店。カウンターはなく全席がボックス、畳敷き。 作中では、入須先輩は「抹茶」、奉太郎は「水出し玉露」「雲南茶」を注文。

歩恋兎

ぶれんど
[概算]

大日向の従兄が鏑矢中学校のそばにオープンさせる喫茶店の名称。

文集「氷菓」

ぶんしゅうひょうか
[氷菓][クド]

古典部が文化祭で発表する文集のタイトル。命名者は、えるの伯父である関谷 純。

  • 「氷菓 第2号」1968年10月13日発行
    • 縦横の寸法はキャンパスノートほど、厚みは薄い。製本は中綴じ。表紙は革張りをイメージとした茶色。鳥獣戯画のようなデフォルメされた水墨画調で犬と兎が描かれている。(「氷菓」p119)
  • 「氷菓最新号」2000年10月発行
    • 平綴じで、ビニールコーティングするPP処理が施された焦茶色の表紙に、犬と兎が噛みあう絵が描かれている。表紙は摩耶花によって少し可愛らしい絵柄に描き変えられた。(「クドリャフカの順番」p33)
    • 内容:神高文化祭はなぜ「カンヤ祭」?
    • 発行部数は200冊(当初30部の予定が発注ミスにより変更)。
    • 価格は200円。
    • 1日目は13部販売。
    • 2日目は16部(委託分を除く)。

星ヶ谷杯

ほしがやはい
[概算]

神山高校長距離走(マラソン)大会の正式名称。毎年5月末に開催。かつて長距離トラック種目で日本記録を打ち立てた卒業生の名前にちなんでいる。

コースの距離は20km(20000m)。大雑把にいうと学校の裏山を一巡りする。作品内では金曜日の午前9時にスタートした。

水梨神社

みずなしじんじゃ
[遠まわり]

千反田邸から小川を隔てた対岸にある小さな神社。 毎年旧暦の雛祭りに「生き雛まつり」が行われる。

  • 2001年「生き雛まつり」
    • 傘を持つ役目出会った子「羽沢(はざわ)」が腕を脱臼したため、奉太郎が代役に立つ
    • 中竹(なかたけ)・・・酒の担当
    • 花井(はない)
    • 村井(むらい)・・・神山市議会議員
    • 谷本(たにもと)名はシゲ~?
    • 園(その)・・・家が喪中
    • 小成(こなり)
    • 中川工務店・・・長久橋の工事を担当

MilleFleur(ミル・フルール)

みるふるーる
[概算]

ジャム専門店の店舗名称。

夕べには骸に

ゆうべにはむくろに
[クド]

昨年(第41回)神山高校文化祭の漫画研究会にて販売された漫画名。中綴じのPP処理なし。表紙は漫画絵で描かれた女の横顔。

原作者はペンネーム「安心院 鐸玻(あじむ たくは)」こと安城 春菜。作画は陸山 宗芳。30ページほどの短編が3本入った短編集。題名の由来は、蓮如の「朝(あした)には紅顔ありて、夕には白骨となれる」から。テーマは「無常観」。 何故か奉太郎の姉「折木 供恵」が持っていた。

ワイルドファイア

わいるどふぁいあ
[クド]

第42回神山高校文化祭で行われたイベント。お料理研究会主催。2日目11:30より試合開始。

  • ルール

    • 3人1組の団体戦
    • 20分交替の計1時間
    • 料理は3膳用意
    • 食材は中央のかごから早い者勝ち
    • 神高敷地内からだったら補給OK
    • チームメイトへの助言は反則
  • 参加チーム

    • チームあじよし(3年生の男子生徒3名)
    • チームファタ・モルガーナ!(里志の友達谷 惟之・本町「みらく」の息子であるB組の須原、他1名)
    • チーム天文部(沢木口 美崎他2名)
    • チーム古典部(先鋒:福部 里志、副将:千反田 える、大将:伊原 摩耶花)
  • 料理

    • チームあじよし(味噌汁・林檎剥き・・・)
    • チームファタ・モルガーナ!(鰤の照り焼き・あさりの酒蒸し・オムレツ・・・)
    • チーム天文部(アバンギャルドな料理・バナナの煮物???)
    • チーム古典部(豚汁・甘酢しょうがの大根巻き・ぎせ焼き・甘エビの刺身・いも餅・かき揚げ丼)
優勝はチーム古典部。


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